歯科で使う麻酔の種類
歯医者さんで治療をする時に使う「麻酔」が大好き!と言う方はあまりいないと思います。
ですが、どんな麻酔を使っているかという事も意外に知らないのではないでしょうか?
今回は、皆さんが嫌いな歯科麻酔についてご説明します。
土日祝診療・急患対応
歯医者さんで治療をする時に使う「麻酔」が大好き!と言う方はあまりいないと思います。
ですが、どんな麻酔を使っているかという事も意外に知らないのではないでしょうか?
今回は、皆さんが嫌いな歯科麻酔についてご説明します。
歯ぐきや治療する個所の表面に塗る麻酔を表面麻酔と言います。
麻酔を打つ前に、チクッとする痛みを軽減させるために使用したり、歯石除去などの「麻酔注射をする程ではないけど、少し痛い」というような時に使用します。
浸潤麻酔(しんじゅんますい)は、痛みを麻痺させたい部分の歯茎に直接注射する麻酔のことを言います。
昔ながらの注射タイプ、ペンタイプ、電動麻酔など様々なタイプがあり、最近では針もとても細いタイプがあり麻酔注射の痛みを軽減できるものが多くあります。
表面麻酔と合わせて使用することで、ほとんど注射の痛みを感じないようになりました。
伝達麻酔(でんたつますい)は、下顎の奥歯のような麻酔が効きにくい箇所に浸潤麻酔に加えて、奥歯のさらに奥の方の歯茎に注射する麻酔を指します。
脳から下の顎へつながる神経に麻酔を効かせることで奥歯全体・唇や舌までも麻酔を利かせることが可能です。
治療後は、間違って噛んでしまわないように食べ物・熱い飲み物は麻痺が治るまで控えるようにして下さい。
これら3つの麻酔の総称を局所麻酔と一般的に言いますが、これらはアドレナリンと言う物質が含有されるため、血圧上昇や動悸などの症状が起きる場合があります。
治療後に安静していれば治まり問題はありませんが、高血圧の方や糖尿病、持病を抱える方は治療の前の問診時に必ず歯科医師に伝えるようにして下さい。
こういった意味でも、かかりつけの歯科医を持つことは健康を保つ上でもご自分の身体を先生としっかり情報共有する上でも重要です。
痛くなったら治療に行くのではなく、定期検診を含めた、一緒に健康を管理してくれる歯科医院・歯科医を持ちましょう。
歯科ではその他に笑気ガスを吸入してリラックスした状態で治療を行うための吸入鎮静法、点滴を通じて静脈から麻酔をしてウトウトした状態で治療を受けられるための静脈鎮静法、完全に眠った状態で治療を受けるための全身麻酔などがあります。
保険適用の場合と自費診療の場合があり、それら治療は専門的な知識と経験を有する医院で受けられます。