歯が痛いのに治療してくれない!

歯が痛いのに治療してくれない!

すぐに治療をしない大切な理由

「歯が痛くて痛くて、急患で歯医者に行ったのに治療してくれなかった!」という話をたまに耳にします。
歯科医師の見解からするときちんとした理由があります。

痛みがひどい時は応急処置だけ

歯が痛い、つらい、何とかしてほしい!という気持ちは痛いほど分かります。
私たち歯科医師も、患者さんの歯の痛みから少しでも開放してあげたい、早く治してあげたいという気持ちは常に持っています。

むし歯などで歯茎や根っこが腫れてしまっている状態で治療をすると、さらに悪化する場合があります。
そこで歯科医師は1つの判断として、炎症をまずは抑えてから適切な治療をするという選択をする場合があります。

「痛いですよね、でも今、無理に治療をすると余計に腫れてしまう危険があるので、本日は応急処置だけです。まずは炎症を抑えてから後日治療をしましょう。炎症と痛みを抑えるお薬を処方するので後日、いらっしゃって下さい」

という説明をして、当院、やましな歯科クリニックでは患者さんに治療方針をご納得いただいた上で進めるようにしています。

お掃除してから治療に入る場合も

同じように、すぐに治療をせず、歯のクリーニングをしてから治療に入る場合もあります。
虫歯も歯周病も感染症の1つですので、きれいなお口の状態で治療をするのが良いからです。

お口の中には成人で300~700種類の細菌が生息していると言われています。しかも数にすると多い方で6000億個、管理状態が悪い方では1兆個もの細菌がいると言われています。

このような状態で切開したり、歯を削ったりするとどんなリスクがあるかは想像しただけでも分かるかと思います。
これらの細菌は糖尿病や全身疾患のリスクを高め、心筋梗塞などのリスクも高めます。

出来ればきれいな口腔内の状態で治療をすべきとして、治療と清掃の優先順位を決定する際にお掃除をさせて頂くことがあります。
患者さんにはしっかりと説明の上で治療を進めます。

歯の治療はきちんと説明をしないと患者さんは不安に思われることが多いです。出来る限りコミュニケーションは大切に考えております。
当院では女医も常駐していますので、ご要望やご相談がある際にはお気軽にスタッフまでお尋ねください。
スタッフ一同、ご質問やご不安なことに関しては積極的に分かりやすく丁寧に説明をするように心がけております。

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